青森

六ケ所再処理工場周辺の放射能汚染が明らかに!

新年明けましておめでとうございます。

六ヶ所村の再処理工場は自滅の道を歩み続け、再処理工場からの放射能放出が止まっているので、ちょっとのんびりペースになっています。
危険な高レベル廃液を貯留しているのでこれが漏れたら大変ですが・・・。

この冬は八甲田に降る雪が放射能で汚染されることを心配する必要がありません。
今シーズンは1月と2月に1回づつ八甲田行きを予定しています。その次は4月かな。

とは言っても、今までの試験運転期間中に放出(合法的に海と空に廃棄)した放射能による汚染状況が、国の事業で行われた調査((財)環境科学技術研究所実施)の測定データから明らかになってきました。

工場立地の説明では気体廃棄物は煙突から高速で排出し、液体廃棄物は沖合いから海流に乗るように排出するので工場周辺にほとんど蓄積しないとされていましたが、工場に隣接し太平洋につながる尾駮(おぶち)沼では、ヨウ素129が3年前と比較してプランクトンで83倍、水草のアマモで15.9倍、エビで17.9倍、カキ類で25.9倍などと急速に汚染されています。
放射能の量としてはまだわずかですが、ヨウ素129は半減期が1600万年。人間の寿命から考えたら永久に不滅です。甲状腺に濃縮しやすくガンなどの障害をもたらします。

原発事故で真っ先に問題にされるヨウ素はヨウ素131で、放出量が多く半減期が8日と短いため、事故直後から1~2ヶ月の対策が重要です。
ヨウ素129は微量ですが長寿命のため蓄積されていきます。

周辺の住民はもちろん、青森の農作物や太平洋沿岸の海産物を食べる消費者を政府公認の「被曝実験」に巻き込むのはやめて欲しい!

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高レベル廃液のガラス固化はトラブル続き

 4月4日、青森市内で開催された「反核燃の日」市民集会と全国集会&デモに参加した後、八甲田に行ってきました。六ケ所再処理工場は再起困難と見られますが、私のスキーも登り・滑りとも絶不調です。

 六ケ所再処理工場では、2009年1月21日と2月1日の2度にわたり固化体製造工程のセル内に高レベル放射性廃液を漏らしました。

 ガラス溶融炉の出口にガラスと金属が詰まってしまったのを何とかしようといろいろな作業を試みている間に、配管の接続部(フランジ)から高レベル放射性廃液(近付いただけで20秒で即死)が漏れだしていたのに気づかずに2週間近く放置。気づいた後の対策が不完全で同じ場所から2回も漏れた!

 原燃社長が、記者会見で明らかにした高レベル放射性廃液の漏れた量は、150リットル。風呂桶半分ぐらいです。この内、回収されたのがたったの17リットルで、「漏れた液が回収されるまでに蒸発して4.4倍の濃さになっていた」と発表しました。もたもた回収に手間取っているあいだに自己発熱でどんどん蒸発して、すぐに4倍の濃さになってしまったのです。蒸発して量が少なく見えた為に、「漏れがたいした事は無い」と勘違いした節があります。

 回収出来なかった分の133リットルはひからびてしまったのですが、放射能がなくなったわけではなくガラス溶融炉のある部屋(固化セルといいます)の配管や床などにこびりついて、強い放射線を出しながら自己発熱を続けます(近くに可燃物があれば火災・爆発事故に繋がります)。

 原燃は洗浄作業を試みましたが、高レベル廃液は硝酸濃度が高いため、とても腐食性が強く、鉄製の部材が錆びてしまい、作業監視カメラ用と遠隔操作用のマジックハンド(パワーマニピュレーター)を動かすクレーンが故障しました。

 また、洗浄作業の方法に問題があり、分厚い壁で隔てられた保守エリアで高い放射線が検出されていたことが、4月2日の原子力安全保安院による指示文書で公表されました。4月10日の原燃の報告書では、原因は汚染水が貫通スリーブを通して作業員が点検等で立ち入る保守エリアに染み出したためで、作業方法を改善するとしています。

 4月4日に開催された反核燃の日青森集会では、トラブル対策で新たなトラブルを次々と作り出している日本原燃という組織の問題についても、批判の声が集中しました。

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 まったく想定外の作業が連続し、人間が近寄ることができないのですからお手上げです。原燃も電力会社も日本政府も責任を取りたくないので認めないでしょうが、今回失敗したガラス溶融炉はもちろん、場合によっては放射能で汚染された設備やセルなどが完成前に放射性廃棄物の塊と化すことも予想されます。

 21年度から予算を取った改良型(現在の構造を少し手直ししただけ)のガラス溶融炉を急いでつくり、何とかごまかすことを考えていると思われます。

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講演会「放射能を 海に捨てるって ほんと?」

開催日時:2009年 1月 31日(土) pm.2:00~4:30

会場:横浜市技能文化会館 8階大研修室  ℡045-681-6551
    JR根岸線関内駅南口から徒歩5分
    横浜市営地下鉄伊勢佐木長者町駅出口2徒歩3分

講師:水口憲哉さん (東京海洋大学名誉教授・資源維持研究所)

原発1年分の放射能をたった1日で捨ててもOKなのが使用済み核燃料を再処理する工場です。エネルギー政策の一環として、大地や海に放射能が捨てられていることはほとんどマスコミで報道されません。
 食品偽装や農薬混入事件、食料自給率の低下など、食の安全確保には国内生産・地産地消が大切なのに、海や大地を放射能で汚しても良いなんて信じられますか?
 青森県下北半島の六ヶ所村で海に捨てられた放射能は、海流にのって太平洋岸を南下し三陸や宮城沖の豊かな漁場を汚し、東京湾の入り口までやってきます。国は、大量の放射能を海に捨てても薄まるから大丈夫だと許可しましたが、その説明はごまかしだらけです。工場の計画段階から、その危険性を訴えてきた水口先生に、本当のことをわかりやすくお話しいただきます。

詳しい内容は、チラシをご覧ください。

「20090131v2.pdf」をダウンロード

講演会の趣旨に賛同し、参加者の拡大に御協力頂ける団体・個人の方のお名前をチラシに掲載いたします。賛同による金銭的な負担はございません。

12月20日までにご連絡ください。詳しくは賛同呼びかけ文をご覧ください。

「2009131yousei.doc」をダウンロード

神奈川での脱原発・反核燃料サイクル運動のネットワーク拡大にぜひご協力ください。

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G16市民サミットin青森

 5月末に延期されていた六ケ所再処理工場の竣工はまたまた7月まで延期されましたが、「第4ステップ」の宿題《ガラス固化体製造》はまだ合格点をもらえる見通しが立っていません。6月7~8日に青森で開催されたG8エネルギー大臣級会合に間に合わず、7月の洞爺湖サミットまででも無理そうです。

 青森のG8会議に対抗して開催された市民イベントG16inあおもり No Nukes Paradise に参加してきました。

 核燃サイクル施設の立地以前から活動を続けてきたオールドパワーと大量の放射能放出の事実を知って動き出したサーファーや食の安全を求める生協などのニューパワーがジョイント。とても元気の出るイベントで、青森自慢マーケット&ライブ、屋外集会、デモ(パレード)、全国交流会、エネルギーサミット対抗シンポジウム、G16市民サミットなど盛りだくさんの二日間でした。

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新潟からの報告で、とても気になる話を一つ紹介します。刈羽村のサクラの花弁調査で例年はほとんど見られなかった異常が今春のサクラでは急増したとのこと。昨年7月の中越沖地震で原発から放射能が漏れ出していた影響だと思われます。再処理工場からの放射能放出による汚染・・・人体への影響がわかってからでは遅すぎるのです。

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止めよう再処理全国集会in青森

10月13日止めよう再処理!全国集会in青森と14日の現地抗議集会に行ってきました。
六ヶ所村再処理工場は耐震設計計算ミスのあ071013_142101った機器類について補強工事が行われ、これを受けて8月31日に青森県知事、六ケ所村長が試験再開を認め、第4ステップの試験が開始されてしまいました。
 試験計画が大幅に遅れたため、日本原燃は9月7日(実際にせん断作業を再開した日)、今年11月としてきた本格操業開始を2008年2月に延期すると公表しました。実に11回目の延期です。
 第4ステップの試験でも、核燃料のせん断から溶解の工程でトラブルが続き、運転を断続していましたが、10月1日、装置の故障でせん断作業を中止しました。故障の原因は、核燃料棒の下部の部品(エンドピース)を回収・洗浄するためのカゴの扉が壊れて、装置に引っかかったためで、エンドピースを内部に落としてしまったためと、10月11日に国に報告し、マスコミにも発表されました。放射能で強く汚染された装置のトラブルなので、補修作業も落下物の回収も簡単ではありません。
 操業開始が更に延期071014_102401されることは確実です。いい加減にあきらめなさい!

地元の方は、再処理工場でせん断作業が停止して、放射能を垂れ流していないので、安心して六ヶ所村に行ってくださいと発言していました。

風に乗ってどこまで放射能が届くのか調べるために、はがきをつけた風船を再処理工場の正門前から飛ばしました。

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再処理工場アクティブ試験再開

六ヶ所再処理工場は、耐震計算ミスで使用済み核燃料を取り扱う大型クレーンと切断装置の耐震強度が十分ではなかったため、日本原燃は試運転を中断して装置の補強工事を行っていましたが、青森県の三村申吾知事は8月31日、再処理工場のアクティブ試験(試運転)の再開、第四ステップ入りを了承し、原燃は同日夕、試運転を再開しました。

再処理工場は計画では11月に本格操業を開始する予定でしたが、スケジュールの遅れは避けられない状況です。青森県は、核燃料物質等取扱税の減収が予想されるために、試運転再開を急いだと批判されています。

7月の新潟県中越沖地震(地元では中越沿岸地震だとの声がありますが)で東京電力の柏崎刈羽原発では、設計時に想定した揺れの二・五倍近い揺れを記録。微量な放射能を含む燃料貯蔵プールの冷却水が漏れたほか、変圧器の火災、原子炉建屋の大型クレーンの破損などの被害がありました。原子炉内の本格調査はまだこれからです。

再処理工場では、国の原発耐震指針が昨年改定されたのを受け再評価が行われているほか、中越沖地震で東電が活断層を見逃していた可能性があることなどから、新たに再処理工場周辺の海底や陸域で追加の断層調査を行うとしており、本来ならばそれらの調査結果を待ってから結論を出すべきものでしょう。

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放射能放出が再開されます

日本原燃の六ヶ所再処理工場は今日、第2ステップの試験に入ってしまいました。

新聞報道によれば、

『 12日午前9時から、分析建屋で分析作業員約30人が、低レベル放射性廃液を使って分析機器の機能などを確認する「分析再現性確認試験」を始めた。約1週間後には、使用済み燃料のせん断作業に入る。

  第2ステップの試験期間は約2カ月半。開始から約1カ月後に、プルトニウムなどが溶け込んだ溶液から硝酸を取り除く「脱硝試験」を開始、プルトニウムの抽出が行われる。期間中、第1ステップより高濃度の使用済み燃料約60トンを使う。』

とのことです。

放射能の放出が再開されます。

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アクティブ試験第1ステップの放射能放出量

書き込みが遅くなってしまいました。

分析作業員の放射能内部被ばく事故や、配管継ぎ手からの高レベル放射性溶液漏れなどのトラブルをおこしながらも、3月31日に開始した「せん断・溶解運転性能確認試験」の第1ステップが6月10日に終了しました。

せん断・溶解した核燃料は加圧水型原発(PWR)用の67体、約30トンです。

第1ステップで実際に放出された放射能は、放出が認められている年間管理目標値よりははるかに小さい値だということを強調したグラフが日本原燃のホームページに掲載されています。

 http://www.jnfl.co.jp/monitoring/discharge/content-cycle.html

しかし、管理目標値がとんでもなく甘い基準だということを皆さん忘れないでくださいね。

第2ステップへ進むための審査で、7月は新たな使用済み核燃料のせん断作業は行われませんでした。

日本原燃は今、管理体制を強化して審査をクリアーしようとしているところです。

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放射能のたれ流し記録

 4月1日から、使用済み核燃料のせん断作業が開始され、今まで閉じ込められていたクリプトンやヨウ素などの気体放射能が放出されました。

 放射性廃液も放水菅から排出されました。

 報告はすべて事後で、日本原燃のホームページの作りが不親切なので、特に気体放射能放出は日時を確認するのは難しいのですが、再処理工場の稼働報告からわかる、これまでの放射能の意図的放出(たれ流し)は次のとおりです。

・4月1日から9日までに PWR燃料8体をせん断処理
  4月11日の事故対策と23日の事故調査のために5月1日まではせん断作業を中止(事故の概要は事故日誌(5/27)を見て!)
・4月28日 放射性廃液600立方メートルを放出(5月2日公表)
・5月2日から16日までに PWR燃料28体をせん断処理

 不幸中の幸いと言うべきか、5月17日の配管T字継ぎ手からのウラン溶液漏洩で、現在、せん断作業は中止されています。 5月17日の事故は、昨年7月のウラン試験で類似箇所からの漏えい事故があり、その時表面の目視点検だけで大丈夫としていた箇所からの漏えいで、ウラン溶液とはいえ、相当なレベルのプルトニウムや死の灰が不純物として含まれています。同種の継ぎ手は工場全体で54箇所もあり、本気で対策するつもりならば全数交換が必要になるはずです。そうなると長期停止ということもありえます。スケジュール優先で、いい加減な対応をしないように、原燃、青森県、経済産業省に働きかけが必要ですね。
 この機会を生かして、このまま止めましょう!
 事故の詳しい内容と問題点は、原子力資料情報室のHPをどうぞ。

 http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=364

 5月17日の事故はたまたま作業員が異臭に気がついて発見、こぼれた溶液は作業員がふき取ったという対応で、放射性物質の取り扱いについての基本的な考え方、対策や社員教育がどうなっているのか、疑問に思っていたら、5月25日の発表で作業員が分析作業でプルトニウムを吸い込み体内被曝する事故まで起きました。

 危険な物質でも、日常的に大量に扱っていると、危険だと言う感覚が麻痺してきますから、いかに危険かということの教育と安全に取り扱うための訓練が繰り返し必要なはずなのに、住民向けと同様に「安全だ」という教育をしてるんでしょうかね。

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事故続きの日本原燃

使用済み核燃料という高レベルの放射性物質を取り扱う能力があるとは思えないような事故を次々と起こしています。

あまりのお粗末さ加減に、なんだかコメントを書くのも勢いがそがれてしまうほどですが、美浜の会で事故日誌を整理してくれたので、転載します。リンク先は日本原燃の公式発表です。

<六ヶ所再処理工場での事故日誌>
○4月11日 溶解槽セル ハル洗浄水400リットル漏えい
  http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060412-recycle-b01.html
○4月23日 分離建屋と精製建屋間の洞道検知ポットでの放射能検出
  http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060424-recycle-b01.html
○5月3日 精製建屋  かくはん機駆動用モータの故障
  http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060508-recycle-d01.html
○5月6日 精製建屋 プルトニウム濃縮液ポンプの故障
  http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060508-recycle-d02.html
○5月17日 精製建屋 配管T字継ぎ手からの試薬7リットル漏えい
   http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060518-recycle-b01.html
○5月23日 高レベル廃液ガラス固化建屋 セル内のクレーンフックの落下
  http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060524-recycle-d01.html
○5月25日発表 プルトニウム等による被ばく事故
  http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/060525-recycle-01.html

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