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高レベル廃液のガラス固化はトラブル続き

 4月4日、青森市内で開催された「反核燃の日」市民集会と全国集会&デモに参加した後、八甲田に行ってきました。六ケ所再処理工場は再起困難と見られますが、私のスキーも登り・滑りとも絶不調です。

 六ケ所再処理工場では、2009年1月21日と2月1日の2度にわたり固化体製造工程のセル内に高レベル放射性廃液を漏らしました。

 ガラス溶融炉の出口にガラスと金属が詰まってしまったのを何とかしようといろいろな作業を試みている間に、配管の接続部(フランジ)から高レベル放射性廃液(近付いただけで20秒で即死)が漏れだしていたのに気づかずに2週間近く放置。気づいた後の対策が不完全で同じ場所から2回も漏れた!

 原燃社長が、記者会見で明らかにした高レベル放射性廃液の漏れた量は、150リットル。風呂桶半分ぐらいです。この内、回収されたのがたったの17リットルで、「漏れた液が回収されるまでに蒸発して4.4倍の濃さになっていた」と発表しました。もたもた回収に手間取っているあいだに自己発熱でどんどん蒸発して、すぐに4倍の濃さになってしまったのです。蒸発して量が少なく見えた為に、「漏れがたいした事は無い」と勘違いした節があります。

 回収出来なかった分の133リットルはひからびてしまったのですが、放射能がなくなったわけではなくガラス溶融炉のある部屋(固化セルといいます)の配管や床などにこびりついて、強い放射線を出しながら自己発熱を続けます(近くに可燃物があれば火災・爆発事故に繋がります)。

 原燃は洗浄作業を試みましたが、高レベル廃液は硝酸濃度が高いため、とても腐食性が強く、鉄製の部材が錆びてしまい、作業監視カメラ用と遠隔操作用のマジックハンド(パワーマニピュレーター)を動かすクレーンが故障しました。

 また、洗浄作業の方法に問題があり、分厚い壁で隔てられた保守エリアで高い放射線が検出されていたことが、4月2日の原子力安全保安院による指示文書で公表されました。4月10日の原燃の報告書では、原因は汚染水が貫通スリーブを通して作業員が点検等で立ち入る保守エリアに染み出したためで、作業方法を改善するとしています。

 4月4日に開催された反核燃の日青森集会では、トラブル対策で新たなトラブルを次々と作り出している日本原燃という組織の問題についても、批判の声が集中しました。

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 まったく想定外の作業が連続し、人間が近寄ることができないのですからお手上げです。原燃も電力会社も日本政府も責任を取りたくないので認めないでしょうが、今回失敗したガラス溶融炉はもちろん、場合によっては放射能で汚染された設備やセルなどが完成前に放射性廃棄物の塊と化すことも予想されます。

 21年度から予算を取った改良型(現在の構造を少し手直ししただけ)のガラス溶融炉を急いでつくり、何とかごまかすことを考えていると思われます。

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