水口憲哉氏講演会「放射能を海に捨てるってほんと?」報告
1月31日(土)午後、横浜市技能文化会館にて資源維持研究所を主宰している水口憲哉さん(元東京海洋大学名誉教授)の講演会をストッププルトニウム神奈川連絡会と日本キリスト教団神奈川教区核問題小委員会で共催しました。あまり見かけたことのない顔もあり、予想を超える70名の参加者が水口さんのお話に熱心に耳を傾けました。
再処理工場からの放射能放出問題について、初心者にもわかりやすい「放射能がクラゲとやってくる」(七つ森書館)の内容を話してもらうつもりで企画しましたが、水口さんから届いた資料のタイトルは「地球の未来と私たちのくらし―命の源“海”と六ケ所再処理工場を考える―」という大きなもの。原子力施設による海洋汚染の歴史、原発と再処理工場の放射能放出量の比較、ヨウ素129(半減期1570万年)による汚染の問題点、放出された放射性廃液の日本原燃による拡散予測とハガキによる拡散状況調査の違い、実際に英仏で再処理工場が稼動し放射能を捨てている北海沿岸でのアザラシの大量死事件など、2008年9月に経済産業省で行った意見陳述の内容を中心に話してくださいました。
水口さんの当日の講演資料PDFはこちらからダウンロードできます。
水口さんのご了解を得て公開します。
「2009.1.31 in yokohama by mizuguchi.pdf」をダウンロード
また、
私たちがつくった講演会のお知らせに豊かな三陸の海を守る会が岩手県内市町村議会で実施した放射能を海に捨てないでという議会請願の成果(岩手県内35市町村中、32市町村で採択、2市町で継続審議、盛岡市と岩手県議会は不採択)を紹介したら、宮古から菅野さんがぜひ発言したいと来浜。重茂(おもえ)漁協(宮古市)からのメッセージDVD上映と併せて時間を取り、内容充実の講演会になりました。
2005年8月末から9月初めにかけて岩手県久慈市、宮古市、陸前高田市、続いて宮城県気仙沼市で講演し、水産資源を守ってきた岩手、宮城の生産者と消費者に再処理工場の放射能放出をやめさせることの重要性を訴えてきた水口さんの活動が、豊かな三陸を守る会の請願運動を生み出し、生活クラブ連合会やサーファーなどへ運動の広がりをつくりだしています。
最後に神奈川から、横須賀港の米軍基地が原子力空母ジョージ・ワシントンの母港とされ、米本国からメンテナンス要員が400名もやってきたこと。人口密集地に原発が立地したのも同然なのに日本の法律は全く適用されず、横須賀市の対応も不十分なため、市民に広く放射能災害の危険性を訴えるにあたり、自主的対策として横須賀市内の薬局の協力でヨウ素剤を購入できるようにしたことなどを報告しました。
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